ほどほどの60%でいい

ここはスパッと気持ちを切り替えて、「できないことはしない」「できることを、できる範囲でやる」と決めたらどうでしょう。いわば完璧主義からの脱却で、「100%は無理、ほどほどの60%でいい」と考えるのです。

「常に全力投球、ストレート一本で勝負」というプロのピッチャーでも、ベテランの域に達してくると、技巧派に変身するのはよくある話です。

いまの自分にできることが若い頃にくらべて60%だったとしても、それに対して100%で取り組めば十分だと思います。

 

 

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