制服化の土台作り 靴選びのワーク

ファッションの土台を作るとき、最初に見直してほしいのは、シューズクローゼットです。著書『一年3セットの服で生きる』の中でも靴は自己評価であるとお伝えしています。

「今みなさんが履いている靴、それがあなたの自己評価を表しているんですよ」なんて言われたら、ちょっと「ドキッ」としてしまいますよね。

・よく見るとかかとやつま先、靴の裏がボロボロ
・安価な靴をたくさん買って、限界になったら捨てている
・靴磨きなど、手入れをしたことがない

手持ちの靴のほとんどがそんな状態だとしたら、「自己評価」という言葉がグサグサと心に刺さってしまうかもしれません。

実は、私もつい数年前までは安価な靴を買って履き潰して、ボロボロになっては捨てて……というのを繰り返していました。

サイズ選びも上手くいかず、かかとがパカパカ浮いてしまったり、足首が安定しなかったりと、「このままだと足の健康によくないな」と感じていました。一日履いては足が疲れてぐったり。休日は外に出たくない! と思うほどでした。

そして、サイズが合わなくて履かなくなった「まだきれいな靴」を、ギュウギュウに重ねて収納に押し込んでは、なんだか心にも疲労が溜まっていきました。

自分に自信がないと、「いい靴なんてもったいない」「どうせ汚れるからこれでいいか」と適当に靴を選んで結局履かなくなってしまいます。

しかし、この状況を改善したいと思い、「毎日ケアしたくなるような素敵な靴」を選ぶようになってからは、自然と靴と自分を大切にできるようになりました。