人生という舞台ではどんな人も、必ずハッピーエンドで終わりますよ。安心して

舞台に立っている主人公は、おなじ場所にとどまっていて、いつもおなじ姿に見えるかもしれません。でも、決しておなじではありません。

なぜなら主人公は、悲しみや苦しみを経験したことで、大きく成長してゆくからです。

『あなたは、そのままでいればいい』(著:鈴木秀子/扶桑社)

生きるとは前に向かって進むこと。

生きるとは年を重ねること。

年を重ねるとは経験を重ねること。

経験を重ねるとは成長すること。

成長するとは、老いること。

昨日と今日の主人公、つまりあなたは決しておなじではありません。

「どうしたらこの出来事を乗り越えられるだろうか?」
「どうしたら毎日笑顔で生きられるだろうか?」
「この大根をどう料理したら美味しいだろうか?」

こんなふうにいろんなことを模索し、答えを見つけようと試みることが生きることそのものです。

正しい答えを出すことが人生の目的ではなく、一生懸命に考えて選んで決めたこと、そのすべてが正解なのです。

前を向いて一生懸命に笑顔で生き続ける主人公って魅力的ですね。私はそんな主人公が愛おしくてなりません。きっとまわりにいる人たちも応援してくれるでしょう。

その主人公こそが、あなたなのです。自分に与えられた限りある人生という大舞台を、存分に楽しんでくださいね。

つらいときは、必ずだれかが手を差し伸べてくれます。どんな人でも、必ずハッピーエンドで終わります。

物語の結末はいつでも、「いろいろ大変なこともあったけれど、素晴らしい人生だった!」なのですから。