これだけユニークな体験を重ねてきた長塚さん。この先、やってみたいことは?
――実を言えば映画のシナリオを一本書きたいんですよ。これが実際に映画になるかどうかは別として、そのための勉強はしてみたい。しかし僕が考えるようなことは、すでに撮られちゃっているかもしれないけど。
まあ、シナリオを書きたいというのは、今の僕の気持ちの収め方として言ってるだけかもしれないんだけどね。
いえいえ、きっと独特で、意外な長塚ワールドが繰り広げられるに違いありません。静かに期待しています。
長塚さんが出演する映画『お終活 再春! 人生ラプソディ』は5月31日より全国公開
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長塚京三
俳優
1945年東京都生まれ。早稲田大学文学部演劇科中退。フランス留学中の74年に映画『パリの中国人』に出演。帰国後、『樹氷』でドラマデビュー。“理想の上司”に選ばれるなど世代を超えて人気を博し、映画、ドラマ、舞台、CMなど活動は多岐にわたる。長塚さんが出演する映画『お終活 再春! 人生ラプソディ』は5月31日より全国公開
関容子
エッセイスト
雑誌記者を経て、エッセイストに。1981年『日本の鶯――堀口大學聞書き』で日本エッセイスト・クラブ賞、角川短歌愛読者賞受賞。96年『花の脇役』で講談社エッセイ賞、2000年『芸づくし忠臣蔵』で読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞。『勘三郎伝説』『客席から見染めたひと』ほか著書多数。最新刊『銀座で逢ったひと』(小社刊)が好評発売中