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今を生きる意味
地頭の良い君ならわかると思うけれど、仕事をしていれば「言ってることとやってることが違うじゃないか」というストレスが溜まる事はよくあるものです。誰も望んで「期待外れの仕事」をしようとは思いません。
しかし、世の中は複雑ですべてがグレーでできている。君のような秀でた才能は僕にはなかった。だからどうしようもないことのほうが多かった。もし君ならこんなダサい生き方をしている今のオレにどんな声をかけるのだろう。
墓の前で考えたのは、今を生きる意味とは何かということ。いい歳になって恥ずかしいけれど、考えれば考えるほどわからない。だからこそ生きているのでしょう。でも、君はここにはいない。早くに亡くなった君と、だらだらと生き残っているオレ。泣くな男だろうと言われるかもしれないけれど、涙が止まらなかった。それも意味のないことなのだけど。