保険業界、証券業界でもAIを活用
同じことは、保険業界でも言えるでしょう。
そもそも保険を引き受けるかどうか、あるいはどのような保険商品を設計していくらで販売するかは、リスクを分析したうえでリターンを決める分析の作業です。
さらに細かく見れば、契約時のカスタマイズや顧客からの保険金請求、さらには不正請求の防止に至るまで、すべてでAIが活用できます。
しかもこの動きは、すでに世界中の保険会社で始まっています。
証券業界など投資の世界も同様です。
顧客の注文を取り次ぐだけであればAIはそこまで大きな影響はありませんが、最近は投資自体をAIに任せる投資信託が大きな好評を得ていると言います。
いわゆるロボアドバイザーですが、このうち投資判断まで一任するタイプの金融商品の資産残高は、大手5社では、最近5年間で9倍に増えたそうです。
成績の出ていない投資商品が人気を集めるわけはありませんので、実績も出ていると考えられます。
素人の自分があれこれ考えて失敗するくらいなら、安価であればAIに任せたほうがいいという流れができあがりつつあるわけです。