タレント活動を休業
2017年、その放送を皮切りに、いろんな企画でテレビに誘っていただきましたが、露出が増えると同時に激しいバッシングが届くようになってきました。メイクのこと、そして野球をしていないことについて批判される声が多かった。
事務所に所属していないので、我が家に直接、罵詈雑言のファックスが届くのです。「死ね」「テレビに出てくるな!」と言った酷い内容に母が目を通さなければいけないのが本当に辛かった。
母は、僕がブライダルモデル中に行った模擬結婚式を見ただけで涙してしまうくらいの人。新婦役はその日初めてお会いしたロシア人のモデルさんだし、神父さんももちろん役者さんです。それでも僕の晴れ姿を見ただけで泣くほど母はノリがいいというか、感受性が強い。
僕が野球を辞めようが、メイクを始めようが、いつも僕の気持ちに寄り添ってくれたので、自分よりも、母が僕へのバッシングを目の当たりにすることが苦しくなってしまいました。テレビに出始めて2年くらいたった頃でしたが、全てのお仕事を断ることにしてタレント“Matt”は休業することにしたんです。