自分が成長できるような負荷

3つめはそれに挑戦することで、自分が成長できるような負荷であることです。

分厚い本を読破する、地域活動で何かの係を引き受けるなど、「ちょっと難しいけれど、これができたら自分は成長するだろうな」というものに挑戦してみることも、よい負荷です。

4つめは楽しむ余裕があること。

くれぐれも無理は禁物です。

さらにいうと、自分に負荷をかける課題は、できれば肉体的なものと精神的なものの両方があるといいでしょう。

肉体的な負荷なら、最初は軽い運動から始めてみます。ウォーキングをすると決めたら、楽しみながら距離を延ばしていき、ゆくゆくはランニングに移行する、という感じです。自分でペース配分することが可能なので、負荷としてちょうどいいと思います。

もう一方の精神的な負荷ですが、これは「わざと嫌いな人に会いにいく」とか、「イヤな思いをしにいく」ということではありません。

難しい試験にチャレンジしたり、趣味の世界で何かの賞に応募したり、山登りで百名山制覇を目指したり――こうしたあくまでポジティブな負荷を課してみるのが大切です。