点数で評価される世界に
国語、算数、理科、社会という勉強が始まり、教師という立場の人から教わり知識を吸収していくのも、本来はとても楽しいことです。
教科書は未知の世界への扉です。1ページめくるたびに新しい世界に遭遇することになります。
その一方で点数で評価される世界に突入し、親も初めて子どもの成績に触れることになります。
これは、子どもにとって厳しいことです。人と比べて自分はできる、できないといった自己評価や他己評価も味わうことになります。
もちろん、学校で勉強する内容全てが、社会で必要とされるわけではありません。
現実に、私たちは2次方程式の解き方を知らないと生活できないということはありませんし、歴史上の人物の名前や年号を知らないと仕事ができないわけではありません。他の教科でも同じです。
それではなぜ、膨大な時間を使って勉強するのでしょう。また、なぜ私たちは子どもたちに勉強をさせるのでしょう。