ストライクゾーンの変化に注意
そして次に気をつけるべきことが季節や年代やストレスによる「ストライクゾーンの変化」です。
ストライクゾーンが変化すれば、その美容クリームは合わなくなります。
それは避けようがないために、季節や年代や状況に合わせた第二の美容クリームを併用する必要があります。
この第二の美容クリームは一般的に「高保湿クリーム」になります。
つまり、ストライクゾーンに対応する第一の美容クリームと、場合によって少量使用する第二の「高保湿美容クリーム」の2本準備すると長期間にわたって環境変化に対応できるようになります。
実際に複数の美容クリームを季節や体調に合わせて使い分けている方も多いと思いますし、大手化粧品メーカーは肌質に合わせたクリームを店頭でオーダーメイドできるマシンを開発しています。
私もユーザーが段階的に切り替えられる美容クリームを検討しました。
※本稿は、『美容の科学:「美しさ」はどのようにつくられるか』(晶文社)の一部を再編集したものです。
『美容の科学:「美しさ」はどのようにつくられるか』(著:尾池哲郎/晶文社)
「肌のキメこそ美人の条件」「もっと美白、もっとアンチエイジング」……。
美容にまつわる惹句はあふれているが、そもそも「美しい」とは何なのか?
スキンケアの謎に迫る、これからの美容のバイブル。