彰子の気持ちと関わるかもしれない『源氏物語』のエピソード

紫式部が著した『源氏物語』には、この間の彰子の気持ちと関わるかもしれないエピソードがいくつも見られます。

まず、『若紫』での光源氏と若紫の出会い。

大学生と小学生くらいの二人の出会いは、入内した頃の一条と彰子に重なります。

そして幼い姫が入内して翌年妊娠する話も『源氏物語』に出てきます。

光源氏と明石の上の娘で、紫の上の養女となった明石の姫君です。

彼女は11歳で裳着(成人式)を行い、東宮(源氏の異母兄朱雀院の子)に入内。13歳で妊娠し、男子を出産し、東宮の即位により中宮となりました。