不動産鑑定士になるまでの道のり

では、不動産鑑定士の試験難易度はどうでしょうか。不動産鑑定士になるには、短答式試験と論文式試験に合格し、一定期間の実務修習を修了する必要があります。

まず、短答式試験と論文式試験に受かるためには、2,000~3,700時間、勉強に専念して1~2年程度かかると言われています。

また、令和5年度の合格率は、短答式試験で33.6%、論文式試験で16.5%、一発合格を狙うと約5.5%です。これでも過去の試験と比べるとだいぶ上がってきています。

さらに短答式試験と論文式試験に受かった後は、1~2年程度、実務修習する必要があり、その修了考査に合格してはじめて「不動産鑑定士」と名乗ることができます。

勉強を始めて資格登録に至るまで、最低2年は見ておいた方がいいでしょう。

『悪魔の不動産鑑定』(著:中瀬桃太郎、泰道征憲/クロスメディア・パブリッシング)
『悪魔の不動産鑑定』(著:中瀬桃太郎、泰道征憲/クロスメディア・パブリッシング)