話を聞くと彼女は82歳で、これまでに何十回も海外旅行をしているとか。その後の道中ずっとご一緒し、大変心強かった。

ほかにも、友人同士という80代の2人組ともおしゃべりできた。彼女らも旅好きで、アラスカにオーロラを見に行った話で盛り上がる。到着前からとても楽しい時間を過ごせた。

飛行機を降りると別世界だ。改めて来てよかったと感動がこみ上げる。最初の宿泊地であるミュンヘンから、チェスキー・クルムロフ、プラハ、ブダペスト、ウィーンまで5泊のプラン。

ひとり部屋は気楽で自由に使えるし、私のもう一つのやりたいことだった「旅日記」もゆっくりと書くことができて大満足。これまで狭いところしか見てこなかった自分が、初めての海外に感じたことを書きとめておきたかったのだ。

大学ノート1冊分になった旅日記は、今読んでもその情景や感覚を蘇らせてくれる宝物になった。

8日間の旅から帰宅した私に、夫は温かい夕食を用意してくれていた。わが家と家族のありがたさを改めて感じる。次はどこへ行こうか。また500円玉貯金を再開しようと思う。


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