塩野瑛久さん(撮影:小林ばく)
2024年7月19日放送のNHK『土スタ』(『光る君へ』特集)に塩野瑛久さんが、高畑充希さんと共に登場。一条天皇役と藤原定子役の2人が、一緒にストーリーを振り返るとともに、撮影の舞台裏エピソードを語ります。今回は、塩野さんが俳優を志したきっかけや、日々の体調管理などについて伺った『婦人公論』2020年6月23日号のインタビュー記事を再配信します。

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17歳のときにドラマ『GTO』で俳優デビューを果たした塩野瑛久さん。最近では個性的な役を好演し、「カメレオン俳優」と話題になっています──(撮影=小林ばく 取材・文=婦人公論編集部)

演じてみたいのは高校生

もともと俳優を志していたわけではなかったから、芸能界に入った当初は仕事に対してどこか受け身な感じでした。それがあるとき、映画館で小栗旬さんが出演している舞台『髑髏城の七人』の映像を観て衝撃を受けたんです。役者ってすごい! こんなにもエネルギッシュなのか! 演じるって奥が深いなって。それからですね、演じるのが楽しくなり、俳優として生きていきたいと強く思うようになったのは。この舞台映像は僕のバイブルのようなもので、40回以上は観ています。

僕も今年で25歳。ぜひ演じてみたいのは、高校生の役です。年齢や経験を重ねたからこそできる役もあるけれど、若い時期を過ぎてしまったらできない役もある。そろそろ年齢的に限界が近づいてきているので、旬を逃さないうちに挑戦してみたいです。

実は最近、体形維持と健康のために、自炊を始めました。引っ越しをしてキッチンが広くなったこともあり、スーパーで安い食材を買い込んで、あるものでできる料理を作っています。本当は甘いものが大好きで食べたい衝動に駆られるけど、ぐっと我慢。役者としてカッコよくいるためにも、健康的な食習慣を続けたいと思います。