広いアムステルダム空港での乗り継ぎの際は、待っていてくれるようにしっかりお願いした。彼女は「大丈夫ですよ」と言ってはくれたものの、(あら、この人のこと、うっかり忘れていたわ)という表情を読み取ってしまったのは、私のひがみだろうか。
機内でこれだけ離れていれば、最後尾に近い私が降りていく頃には、ツアーの方々ははるか先へ進んでしまっているだろう。ともかく、思い切って主張してよかった。
アムステルダム空港では、何とか添乗員さんを見失わないようについていく。周りを見ると、みんな旅慣れているようだ。
ここで、私は〈神様がお遣わしになった〉とでも言いたくなるような女性の2人連れと出会った。ひとり参加なのだと告げると、言い終わらないうちに、「仲間になりましょ。私たち今から3人連れよ!」と笑顔を向けてくれたのだ。
↓↓↓こんなにも気持ちが楽になるものか……