苦手な対戦相手
14日目、平幕力士の取組の時、NHKテレビの正面解説の玉ノ井親方(元大関・栃東)と向正面解説の錣山親方(元小結・豊真将)が、苦手な対戦相手について語っていた。
錣山親方は、前頭10枚目・正代に前頭13枚目・宝富士が勝てない相撲を見て、力士時代を振り返り「苦手な相手だと、考えれば考えるほど深みにはまる」と言っていた。
玉ノ井親方は、「僕も大関・魁皇さん(現在の浅香山親方)に2年位勝てなかった。頭で考えてしまう。(頭の中を)真っ白にした時、何も考えずに行こうとして勝てた」と振り返っていた。
照ノ富士が令和6年春場所と令和4年夏場所に、いずれも隆の勝の寄り切りに敗れていることを放送していた。実況の三瓶宏志アナウンサーが「隆の勝は右のかいなが良く伸びる」と言っていた。照ノ富士は、深く考えて、それを封じようとしたのだろうか?
隆の勝は勝負のあとのインタビューで、照ノ富士のたぐりが予想外だったことを話し、「がむしゃらに前に前に出続けようと思って」と言っていた。