2024年4月から、建設業・ドライバー・医師の時間外労働の上限規制が適用されました。働き方改革が進められる一方、「会社は『残業を減らせ』と言うけれど、仕事量は増えるばかり…」と悩む方もいるのではないでしょうか。そのようななか、F6 Design株式会社 代表取締役の山本大平さんは「限られた時間で多くのタスクを片付けるためには、『結果』を出すための最短ルートをたどることが大切」と話します。今回は、山本さんの著書『「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』より一部引用、再編集してお届けします。
時間はないのに、やることはたくさんある
日本のサラリーマンは、たくさんのタスクを抱えて、追われるような毎日を送っています。
働き方改革によって、多くの会社で「残業はNG」という風潮が高まったことも、そうした傾向に拍車をかけています。
会社や上司から、「労働時間を減らせ」とか、「残業はするな」と厳しく指示されながらも、仕事量は逆に増える傾向にあります。
「残業はするな」→「仕事量は増やせ」
こうした矛盾に直面して、「一体、どうすればいいのか……」と困惑している人も多いのではないでしょうか?