日本の家庭料理を「レンチン」で!

好奇心旺盛な私は、なんでも試してみないと気が済まない。

電子レンジに夢中でした。

電子レンジ料理の本はアメリカで出版されたもの。

どうしても洋食が多くなります。

夫に「いつものご飯が食べたい!」と言われても、私は試作をやめません。

夫はついに、「電子レンジなんか捨ててしまえ!」と言い出す始末。

電気釜を捨ててしまった(!)過去を持つ彼に合わせて方向転換。

電子レンジを使ってご飯を炊く、ゆでる、蒸す、炒める、煮る、揚げるなど、一通りの日本の家庭料理ができるようになりました。

電子レンジは、食品の中の水分を電磁波が揺り動かして加熱する調理器具です。

ちなみに電磁波とは、空気中を流れる電気エネルギーのことです。

電子レンジの最大の特徴は、効率的に加熱できること。

食品100gあたり、600Wなら2分で加熱が完了。

食材の大きさではなく重量に応じた加熱時間を設定すれば火が通るので、ふぞろいな切り方でも大丈夫です。

また、食材の水分によって調理が行われるので油は風味づけ程度ですみます。

調味料は通常の3分の2で味つけができ、栄養やうま味は逃しません。

キッチンで「電子レンジ」を使うマニュアルを作り上げていきました。

それが思わぬことに結びついて、「電子レンジ調理の第一人者」と呼ばれるようになるのです。