安易に病名をつける医者たち
最近は、精神疾患と診断するのが適切かどうかわからない、いわばグレーゾーンの人たちにまで、安易に病名がつけられています。
そのことも、精神疾患増加の一端を担っています。
たとえば、精神科を受診して、「会社の上司と合わなくて出社したくない」と伝えると、わりと簡単に「適応障害」の診断書を書いてもらえます。
あるいは、「食欲がなく、夜の寝つきも悪い」と伝えただけで「軽いうつ」と診断されたり、「SNSに悪口を書かれて気持ちが落ち込んでいる」レベルの人に、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」の診断を下したりするような医者もいます。