SNSの反応は…

いくら郵便物を出す人が減っているとはいえ、郵便料金の値上げが暮らしにもたらす影響は小さくありません。直近で影響が出そうなのが「年賀状」です。

今回の値上げを受け、SNSで多く見られたのは「年賀状は今年でやめる」という書き込みでした。特に、毎年大勢に送る人であればその分だけ値上げが響いてしまいます。

さらに近年は、高齢を理由とした「年賀状じまい」も増えているため、今回の値上げでさらに拍車がかかることになりそうです。

毎年年賀状を出している人のほか、フリマアプリでよく出品する人からも懸念の声が上がっています。低価格で出品した場合、せっかく商品が売れても収益の大部分が送料に取られてしまうためです。

今後増大する送料負担を少しでも軽くする工夫として、SNSでは「より送料が安いアプリに切り替える」「小さなもの、安価なものは個別での出品をやめる」などが挙げられていました。

 

郵便料金の値上げに関するQ&A。Q. 新料額の切手やハガキなどはいつから販売?A. 9月2日から販売されている。Q. 差額用の切手は発行される?A. 次の4種類が発行される。16円切手(定形郵便物25g超50g以下用) 、22円切手(通常はがき用)、26円切手(定形郵便物25g以下用)、40円切手(速達用、定形外(規格内)50g超100g以下用)。Q. 手持ちの切手やハガキなどは引き続き使える?A. 使える。ただし、使用の際は差額分の切手を貼るか、差額を支払う必要がある。Q. 手持ちのものを新料額のものに交換してもらうことはできる?A. 可能。ただし、差額と手数料の支払いが必要となる。
郵便局HPの情報を元に筆者作成

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