リリー・オンコロジー・オン・キャンバス 絵手紙部門入賞『朝日さす』
絵手紙部門入選『朝日さす』上野 哲志(うえの てつし)さん
がんと告知された時の不安、がんと共に⽣きる決意、そしてがんの経験を通して変化した⽣き⽅など、⾔葉だけでは伝えきれない想いを絵画・写真・絵⼿紙で表現する「場」があります。がんサバイバーの方の思いが詰まった作品を紹介します。

3度のガン治療を経験

今年(2024年)で74歳になります、昨年12月定期検査で食道がんが見つかりました。

今年1月4日入院、翌日手術に、幸い初期発見で2週間で退院、転移もなく軽度の食道がんでした。

私のがんの病歴は2003年53歳の時に顔面眉毛横のほくろの皮膚がん、2008年(58歳)胃がんの全摘手術です。

胃がんの手術時は死を覚悟し手術にのぞみました、切開摘出で6時間かかり、すい臓の炎症等もあり入退院を繰り返しながら、完全な社会復帰まで5ヶ月近くかかりました。