日活撮影所も設立70周年
かくして1956年夏、石原裕次郎は主演映画デビューと同時にレコード歌手デビューを果たします。そこから1987(昭和62)年7月、52歳の若さで夭折するまで、裕次郎は生涯現役の映画スター、至高のシンガーとして、104本の映画作品と500曲以上のレコード音源を残しました。
その石原裕次郎が生涯に残した500曲以上の楽曲を、いつでも聴き放題で楽しむことが出来るサブスクリプションサービスが、裕次郎初の公式ファンクラブ「裕次郎倶楽部」です。デビュー曲『狂った果実』『想い出』から、生前のラストシングルとなった『わが人生に悔いなし』『北の旅人』にかけての31年間に、裕次郎が歌った楽曲のほぼ全てを楽しむことができます。
ぼくはそのコンシェルジェ、ナビゲーターとして、その膨大な楽曲のなかから、毎回テーマを決めて「プレイリスト」をセレクション。また、サイト内動画企画の「石原裕次郎アワー」では、楽曲にまつわるエピソードや知られざる映画の舞台裏などをお話ししています。
2024年は、石原裕次郎生誕90年であると同時に、裕次郎が生涯所属したレコード会社であるテイチクも創立90周年のメモリアルイヤーでもあります。さらには、裕次郎のホームグラウンドだった日活撮影所も設立70周年です。今回そのアニバーサリーとして、娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサーとして、「今だからこそ聴きたい、裕次郎ソング」をセレクションしました。デビュー曲からラストシングルまで「石原裕次郎の歌の世界」の素晴らしさを是非、「裕次郎倶楽部」や、各サブスクリプションサービスで味わってください。