肉をおすすめする理由

タンパク質には、肉や魚、卵、乳製品などの動物性タンパク質と、大豆やナッツなどの植物性タンパク質があります。このなかでも高齢者におすすめしたいのは、「肉」です。

特に肉をおすすめするのは、なんといっても肉はタンパク質を効率よくとれるからです。

肉なら、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など何でもかまいません。同じものばかり食べると栄養が偏るので、可能ならばいろいろな肉を食べるのもよいでしょう。

肉に含まれるタンパク質の量は、種類や部位によって異なります(下表)。牛ステーキを200g食べても、タンパク質を200gとれるというわけでありません。

<『医者にヨボヨボにされない47の心得 医療に賢くかかり、死ぬまで元気に生きる方法』より>

部位にもよりますが、だいたいのところタンパク質は肉総重量の15〜23%程度。でもこれは白米(約3%)や野菜(1〜3%)に比べて格段に多い数字です。