「奥の手をお出しなさいませ」

道長の娘である彰子、威子(たけこ)、妍子らが集う。

「左大臣をやめろ」と言い放つ藤原公任。そして「文句を言うな!」と怒声をあげる道長。

「殿のことを書いてくれないかしら」と誰かに頼む道長の妻・倫子。

苦しそうに月を見上げる三条天皇。妻・すけ子に身をゆだねる。

続けて三条天皇の「万策尽きたか…」との声。

御簾を上げて「奥の手をお出しなさいませ」と助言する実資。