呪いの言葉攻めで家族崩壊!?
介護施設で働く同僚との結婚にともない、山梨へ嫁いだ林純子さん(32歳・仮名)。
「私の故郷が沖縄だったので、『知り合いもいない遠い所へ、よく嫁に来てくれた』と姑からも大事にしてもらい、本当に幸せでした」
実家の敷地内に新居を建て、子どもが生まれ、穏やかに流れる日々。そこに奇妙な波風が立ち始めたのは、単身赴任していた義父が退職して帰郷してからだという。
「義父には、結婚式の話を蒸し返され、私の祖父母が林家の親戚へお酌して回らなかったことを『非常識だ』と激怒されました。祖父母は高齢で足腰が悪く、そんな風習があることも私たちは知らなかったのに」
純子さんの両親が遊びに来た際に、庭の池に孫が落ちては大変だと気づかって、わざわざ材料をそろえてフェンスを張ってくれたときも、「『両家の間に垣根を作って断絶させるつもりか』と難癖をつけ、その場でフェンスを外させ、父が土下座して謝るまで許しませんでした」。
義父は姑の再婚相手で、夫とは血のつながりがない。そもそも家の敷地は夫の実父が購入した土地であり、「義父は私が実家と結託して、自分を追い出すのではという疑心暗鬼に囚われていたのかもしれません」。
夫は義父に遠慮がちで、妻への仕打ちを咎めることもできない。耐えられなくなった純子さんは別居を提案し、親子3人で市内のアパートヘ。