再発の恐怖

さらに、がんの場合は治療が終わったとしても、再発の恐怖がつきまといます。

一般に、がんは「5年生存率」といって、治療が終わってから5年たって再発がなければ治癒したとみなします。私のがんも治療して5年以上経過しています。

『養老先生、がんになる』(著:養老孟司、中川恵一/エクスナレッジ)

しかし、一部のがんは5年で終わりではありません。たとえば、乳がんは十数年後に再発することがあります。

アメリカの歌手、オリビア・ニュートンジョンは、25年後に再発して亡くなっています。

膀胱がんもそんながんの1つで、10年たって再発する可能性があります。そのため、私は半年に1回、尿道から膀胱に内視鏡を入れて、再発がないか調べる検査をしています。なかなかツライ検査です。