大人の「べき思考」を引き算する
しかし、もうお気づきかもしれませんが、尊重といっても、「何でも許す」こととは違います。
ここで大切なのは、大人の「べき思考」を引き算して尊重しながらも適切な「制限」を設けることです。
「わがままになるのでは?」と思うかもしれませんが、そもそも子どもは自己中心的な時期を経て成長します。
自己コントロール力も今まさに発達中なため、自分の欲求や感情をコントロールして行動することはまだまだできません。
そのため、「尊重する」/「尊重しない」の前に、発達段階として「わがまま」な段階なのです。
まずはそれを知っていてあげたいなと思います。
そして、その理解の上で大人の「べき思考」を引き算することがおすすめです。
たとえば、「もう4歳なんだから自分でできるべきだ」「もう5歳なんだからそんなわがままを許したらいけない(許すべきじゃない)」などの「べき思考」は引き算します。