出かける前にゴミ捨て1か所

ゴミ袋は7割で閉じる

私が「出かける前にする断捨離」の筆頭はゴミ捨てです。帰ってきたときの部屋の状態を想像すると、ゴミを放置してはおけません。

ゴミ出しにも、燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミといろいろあります。わが家のマンションには24時間ゴミ出し可能のゴミ置き場があるので、出がけに置いてくることができます。ありがたいことですね。

(写真:『引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』より)

私は紙袋をゴミ箱として使用しています。キッチンには大きめの紙袋を、洗面台には小さめの紙袋をセットします。そこにポリ袋をかぶせて、ゴミが出たら頻繁に交換。紙袋が汚れたりよれたりしたら、そのものをゴミに出します。

ゴミが溜まったポリ袋は大きなゴミ袋にまとめます。「ゴミ袋が満タンになったらゴミ出しする」というポリシーの人もいますが、私はこれを推奨しません。満タンになったら洗濯機を回す、満タンになったら食洗機を回すのも同様に、この発想を「満タン思考」といいます。

キッチンのゴミ&生ゴミはここに。食材の切れ端や食べ残し、紙類のゴミは、冷蔵庫の横にセットされたゴミ箱へ。(写真:『引き出し1つから始める 1日1か所 断捨離』より)

満タンになったら……と考えていると「まとめ家事」をすることになり、作業が大ごとになります。また、満タンになるまでに時間が経過するため、ニオイのもとになることも。さらに満タンになっていることで「もうこれ以上入らない」という取りこぼし、積み残しも発生します。

満タン思考は、つまり節約思考でもあります。お金に換算して、電気代・水道代、あるいはゴミ袋1枚の節約になると考えているのです。その年間1万円を節約するためにどれだけのストレスが生じているのでしょうか。それを考えたら、この1万円を使ったほうが俄然、気持ちよく暮らせます。

私はゴミ袋が7割ほど埋まったら、袋の口を縛ります。すると、運ぶときに重すぎず、持ち手にも余裕があり、回収業者さんも扱いやすくなります。