日光のサルの教え

そのためには、日光東照宮のサルになりきれば間違いなくうまくいきます。「見ざる、言わざる、聞かざる」という基本姿勢が必ず役に立ちます。

余計なものを見るから隣の芝生が青く見えて迷いが出ます。嫉妬や迷いの感情は自律神経を乱します。余計なことを言うからチャンスを逃したり後悔したり、余計なことを聞くから心配ごとが増えたり不安がつのったり……。結局「ゴーイング・マイ・ウェイ」が一番。

『老いが逃げていく10の習慣 自律神経さえ整えばすべてうまくいく』(著:小林弘幸/講談社)

いい人生になるかどうかは、日光のサルに徹することができるかどうかにかかっています。他人の目ばかり気にしていると、自分を見失いかねません。

日光のサルの教えは究極の人生の過ごし方だと思っています。現役生活の間はなかなかそうもいかなかった方も、定年後はできない理由はないでしょう。