血圧はめまぐるしく変化する
血圧はめまぐるしく変化します。
急ぎ足で歩いたり、不安や恐怖を感じたりすると心臓がドキドキしますね。これは心臓が脳や筋肉へ十分な酸素や栄養を供給しようとポンプ能力を上げるためで、それに伴って血圧も上昇します。
1日の中でも朝は高めで睡眠中は最も低くなるのが自然です。たとえ一時的に上がっても、元に戻れば何も問題はありません。
血圧値を表す「mmHg」という単位は、現代の電子式血圧計ではなく、水銀式が主流の時代に定められたもの。「Hg」は水銀の元素記号で、計測器の水銀の柱を押し上げる力で血圧を測定していました。