公費が使える代表的なもの
公費が使える代表的なものを簡単にまとめてみますと……。
・オムツなどの必須消耗品(正確には、介護保険ではなく、おむつ代の負担を軽減する対策として市区町村が実施している「紙おむつ給付およびおむつ代助成制度」などによるもの)
・ベッド・固定用ロープ・歩行器・車いす・移動用リフト(レンタル可能なもの)
・手すりをつける等、バリアフリーにする工事
・貸与に馴染まない、お風呂に入るときの椅子などの「補助用品購入費」などなど……
さまざまな「日用品」に対して、補助や支給に加えて、「環境を整える」ための費用、また自宅で受ける訪問介護のサービス、施設で受けるサービス(グループホーム・デイサービス)などもあります。
それだけではありません。
公費を使える利点は、むしろ「その選定」にこそあります。
他で知識もないまま慌てて買うよりも、公費に頼ると負担してもらえるのがたとえ一部であっても選定してもらえることも多く、結果的に、「本当に使えるもの」が手に入ります。
ざっくりとした「月々の額」と公費の活用を考えて、まずは在宅介護に入る前に「相談するところから始める」意識をもっていていただければと思います。