残された朝子を気遣う虎次郎。カステラの思い出も哀しい。そのレシピは和馬へと…

10話は、鉄平がコスモスの種をノートに貼るところから現代のいずみへ。

IKEGAYAは和馬が社長に就任、お母さんに売られたケンカを買った鹿乃子は別会社をスタートさせる。その頃、玲央はいずみを連れて端島へ…。現代の教会のシーンからまた過去の端島へ。教会では鉄平と賢将が。賢将だけがすべてを知っていた。

転々としながら、一度戻ってハルに会いに来た鉄平

ハルとリナと誠が暮らす家に一度顔を見せにきた鉄平。心配するリナに、「朝子に手紙は書く。でも朝子に危険が及ぶといけないので居所は知らせない」と告げる。それからはいろんな仕事をしながら、転々と暮らす鉄平。だが追っ手はどこまでも追いかけてくる。朝子への手紙を書きかけては破り捨てるのだった。

端島の閉鎖を賢将から聞いた鉄平。炭鉱労働者800人に対して3000人の求人が来たが、補助金を利用する悪徳企業もあり、また、年配者はなかなか働き口が決まらない。また、生活費も格安だった端島から外へ出て暮らすのは、容易なことではないのだった。

朝子が結婚して母になっていることを鉄平に告げる賢将。朝子が子どもたちと撮った写真を勇気を出して見る。

ママ友になった朝子と百合子。幸せそうに子どもたちを見守る