寺社奉行を務めた後、老中に

享保13年(1728年)、10才の時に館林藩2代藩主・松平武雅の養嗣子となり家督を相続、その直後に陸奥・棚倉に移封されました。

彼の経歴で面白いのは、寺社奉行を務めていることです。

寺社奉行は勘定奉行、町奉行と並んで三奉行を構成しましたが、格は最も高く、譜代大名が任じられる役目でした(残りの2つは主に旗本が任じた)。

武元は清武の子孫(血は繋がっていませんが)ですので、親藩に数えられていました。家格は譜代の更に上なのです。

延享3年(1746年)に西丸老中に就任し、上野・館林5万4000石に再封されました(のち7000石を加増され、6万1000石)。

そして延享4年(1747年)に、臨時の職である「大老」を除けば江戸幕府の最高職である「老中」に。そして明和元年(1764年)には、老中の中でも一番席次が上である「老中首座」に就きました。

徳川吉宗、家重、家治の3代の将軍に仕えて信任を受けたという武元。彼は<質素倹約>を旨とした人物だったようです。

ドラマ内で<カネのことを考えるなど武家の恥>と主張する彼が、<この世はすべてカネ>と主張する田沼意次と、どのようなかたちで関わっていくのでしょうか。注目されますね。

《歴史探訪》本郷和人先生が同行! 平安貴族ゆかりの京都 その2(2日間)

《歴史探訪》東大・本郷和人先生が同行!続・平安貴族ゆかりの京都(3/15・16)

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