「私って最高!」と自分を持ち上げ洗脳

土居志央梨さん(撮影:吉澤敬太)

土居志央梨(俳優)

大学を卒業して上京したての頃は、仕事も少なく居酒屋でバイトをする日々。

オーディションに落ちたり暇な時期が続いたりすると鬱屈した気持ちになりましたが、「私って最高なのに、なんでみんな気づかないんだろう?」と、最上級に自分を持ち上げて洗脳していました(笑)。すると毎日が少し楽しくなり、自分へのいいプレッシャーにもなるんです。

しんどい時はフェデリコ・フェリーニ監督の映画『8 1/2』に登場する「人生は祭りだ。ともに生きよう」という主人公の台詞を思い出すことに。

つらいことも楽しいこともすべて人生というお祭りの一篇だと思うと、心が軽くなります。