改善する方法その3―睡眠習慣を見直す

栄養面のアプローチとあわせて、睡眠習慣の見直しも大切です。

春は気温や日照時間の変化が大きいので、生活リズムが乱れがち。質の良い睡眠をとるためには、日中は、しっかり太陽の光を浴び体内時計を整えましょう。

次に、寝る1〜2時間前に照明を落とし、スマホやパソコンの使用を控えることが重要です。ブルーライトはメラトニンの分泌を妨げるため、どうしても使う場合は画面の明るさを下げたり、ブルーライトカット眼鏡を活用しましょう。

また、軽いストレッチや深呼吸を取り入れると副交感神経が優位になり、眠りやすくなります。さらに、寝室の温度・湿度を適切に調整し環境を整えることもポイントです。

――まとめ――

春は新しいことが始まる期待感とともに、心身に負担がかかりやすい季節です。さらに、気候の変化が大きく、自律神経やホルモンバランスが乱れやすい時期でもあります。その結果、不眠に代表される睡眠障害が起こりやすく、日中の疲労感やストレスをさらに悪化させてしまうこともあります。

しかし、睡眠環境を整え、栄養素をバランス良く取り入れることで、こうしたトラブルを軽減することは十分可能です。ぜひ自分に合ったケアや生活習慣を見つけ、日々の工夫を少しずつ積み重ねていきましょう。

(※1)パラマウントベッドホールディングス株式会社『働く更年期女性の不調改善と職場での男性のサポート体制構築実証事業』における研究結果 (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000098878.html)