【3】塩は少しずつ加える

スープは汁まで飲み干すので、健康のためにも塩分は控えめにしたいもの。後ほどご紹介する各レシピの塩の分量は、自然塩の焼き塩を使った場合の目安です。

塩の精製法や粒の大きさなどによって塩味の濃さに違いがあるので、最初は分量より少なめに入れて、少しずつ足していきましょう。その都度味見をしていくと、ある時点で野菜の甘味が引き立つ瞬間があります。それが最適な塩加減です。

 

【4】1日分だけ作る

何回も温め直すと、味も食感も落ちてしまいます。その日に食べ切る分だけ作りましょう。夫婦2人暮らしのわが家では、スープを作るときは直径18cm、高さ8cmのステンレス製の小鍋や、直径22cmのフッ素樹脂加工の小さめのフライパンを使っています。

バランスよく手軽な「からだが整うスープ」ですが、これだけではカバーしきれない栄養素も。加えて、骨粗鬆症予防のためにも積極的に摂りたいカルシウムやビタミンD、腸内環境を整える食物繊維、抗酸化作用のあるカロテンやビタミンEなどがなるべく不足しないように意識して、献立を考えるとよいでしょう。

次に紹介するおすすめのスープレシピで使用する食材は、どこでも手に入るものばかり。肉や魚のコクと野菜のうま味の相乗効果でとてもおいしく仕上がりますよ。ぜひ毎日の食卓に取り入れて、おいしくバランスよく栄養を摂取してください。

 

レシピ提供◎石原洋子著『77歳、石原洋子のからだが整うスープ』(主婦と生活社)
《手軽でおいしい!おすすめレシピ》
鮭とブロッコリーのミルクスープ ●豚肉のトマトスープ
さば缶のカレースープ ●鶏ひきだんごとレタスのスープ