イラスト:小林マキ

うららかな陽気に反するように、春になると倦怠感や気分の落ち込み、体の不調を訴える人が増えます。その原因は《気候の影響》かもしれません。気象病研究の第一人者に、原因と対策を聞きました(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

⚫︎気象病を和らげるセルフケア

首・肩の血流をアップさせる「首すじほぐしストレッチ」

 耳の血行を促すには、首まわりのこりを解消することが大切。

「入浴後など、筋肉が温まっているときに毎日行いましょう。自然に呼吸をしながらリラックスした状態で行うと、自律神経も整います」(佐藤先生。以下同)

 

【首すじほぐしストレッチのやり方】

1)テニスボールを用意する。痛みを感じるときは、テニスボールより軟らかいボールを使う

2)床にあお向けに寝る。首のつけ根にボールを置き、ゆっくりと圧を加えて10秒間キープする

 

3)うつ伏せに寝る。あごの下にテニスボールを置き、ゆっくりと圧を加えて10秒間キープする。のどぼとけを圧迫しないように注意して