「優しさ」と「思いやり」は似て非なるもの

人に優しくするのはとても大切なことですが、前述のように、意識して優しくし過ぎて「相手に都合のいい人」になってしまったり、優しさを利用して自分の価値を高めようとする「優しさの押し売り人」になってはいけません。

私は「思いやり」を大切にすることで、本当の優しさに近づけるように思います。

(写真提供:Photo AC)

「優しさ」と「思いやり」は、似て非なるものです。

優しさとは相手のためになることを行うこととすれば、思いやりは、相手の身になって考え、察して、気づかうことです。思いやりは、行為や言葉よりも、「思い」が優先されます。ですから“し過ぎる”ことはありえないのです。