自分より他者を優先すべきときとは?
お釈迦さまの教えに準じて、自分より周りを優先するべきときを考えてみましょう。
第一に、他者が明らかに困っているときです。誰かが切迫した問題に直面しているときには、自分のことを一時的に脇に置いて手を差し伸べます。
次に、人間関係を良好に保ちたいときも、もちろん当てはまります。グループ全体にとって必要なときも周りを優先するべきでしょう。
そして、他者を優先することが自分の成功につながるときも当てはまります。
今、本当に他者を優先するべきときか、「自利利他」を通して考えてみれば、自ずと答えが出るのではないかと思います。
※本稿は、『「し過ぎない」練習』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
『「し過ぎない」練習』(著:枡野俊明/クロスメディア・パブリッシング)
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