お金の奴隷にならないための人生設計を考える（写真はイメージ／写真提供：Photo AC)
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はじめは家計簿もつけられなかったのに、どうやって資産を2億円にも築けくことができたのか？人気ブロガーの斗比主閲子さんが、20年かけて積み上げた、地味だけど着実に資産が増えていく【富裕層になれるお金の方程式】を全公開。これからの時代を生き抜くための金融リテラシーをまとめた著書『普通の会社員が投資の勉強をしてみたら資産が２億円になった話』より、一部を抜粋して紹介します。

再現！ 私が作った「Excel人生設計」

「お金を増やす方程式」を意識できるようになったら、次は3年、5年、10年、20年の長期間で、家計の収入と支出、貯蓄と投資の予測をしていくことになります。

ファイナンシャルプランナーが言うところの「家計のキャッシュフロー表」です。私の場合は「Excel人生設計」と呼んでいました。

どうして長期間にわたる予測をするかと言うと、人生でどれくらいのお金が必要になるかは、自分の長期的な人生設計と絡んでくるからです。

一般に、住宅費、教育費、生活費、老後費用、医療費（保険を含む）が人生の五大支出と呼ばれていますが、特に住宅費と教育費への支出は、人生設計次第で大きく変わります。

例えば、将来子どもを育てることを想定しているなら、教育費は子どもの人数×1000万〜2000万円の費用がかかります。

家を購入する予定であれば、新築か中古か、戸建かマンションかで大きく変わるものの、平均的には4500万円程度の支出となります。

仮に自分の人生設計として、将来結婚して子どもを何人か育て、家を購入する予定があるなら、大きな支出への備えをあらかじめしておく必要があるわけです。つまり、貯蓄を増やし、投資に回してお金を増やしておくことになります。