「お話を聞いていたら、結婚してみたくなってきた」(間宮さん)

女性の成長と変化を見守って

妻夫木 今回僕が演じたのは、主人公の塔子がかつて愛した男・鞍田。色気のある人という設定だったけど、僕は今まで色気とは無縁で生きてきたから……。

映画『Red』より

間宮 とってもエロティックでしたよ! 思わず僕も胸に飛び込んでしまいたくなるような、色っぽい表情がたくさんありました。見惚れる気持ちと、「そんな目で塔子を見ないでくれ!」という、“夫”としての嫉妬が入り混じった、複雑な感情に襲われました。

妻夫木 そう言ってもらえると安心する(笑)。間宮くんの演じた真は、塔子を「結婚して子どもがいる女性とはこういうもの」と決めつける古いタイプの夫で、台本を読んだときは「イヤな男だな」と思った。でも、出来上がったものを観たら、全然イヤな奴じゃない。間宮くんが持つ品と、誠実な人柄で化学変化が起こったんだろうね。

間宮 それは嬉しいです。

妻夫木 塔子は20代で専業主婦になって、妻として、あるいは母や嫁として生きていた女性。それが幸せだと思っていたけど、鞍田と再会して初めて、「自分の本能のままに生きる道」を選んで、鞍田と恋に落ち、仕事を再開して、どんどん変化していった。彼女の決断と変貌ぶりには考えさせられるものがあったな……。

間宮 塔子が真に「外で働きたい」と言うシーンがありましたけど、僕は将来妻に働きたいと言われたら賛成するし、そもそも許可する、しないの話ではないなと思いました。愛する人が輝きを失っていくさまを見ているのは残念だし、悔しい。

妻夫木 僕も日頃から、妻がやりたいことは全力でサポートしたいと思っているから、よくわかるよ。