室温を保つことも大切

加齢とともに眠れなくなるのは、体温が上がりにくくなるからです。寝るときは体温を上げておき、その後、体温が下がってくることで睡眠に導かれます。

寝る前(夕方)に入浴すると、よく眠れるといわれていますが、その理由は、入浴により体温が上がり、その後は下がりやすくなるからだとされています。

『すべての病気が防げる長生き歩き』(著:青柳幸利/エクスナレッジ)

それと同じ理由で、夕方に歩いて血流をよくし、体温を上げておくと、よく眠れるようになるというわけです。

また、夕方歩くことで、心地よい疲れを感じ、睡眠に入りやすくなります。

このほか、足首から太ももにかけてさすると、足のむくみがとれて血流がよくなり、冷えが改善されて眠りやすくなります。

就寝時の体温が下がりすぎないように、室温を保つことも睡眠の質を高めます。