朝起きたときは脱水状態になっている
また朝起きたときは脱水状態になっています。脱水もまた心臓発作のリスクを高めます。
午前中のゴルフは、統計学的に死亡率が高いことが知られています。朝早く起きて出かけるため、体は脱水状態になっていて、さらにゴルフを終えた後のビールが楽しみだからと、水分補給を控えがちです。それが心筋梗塞による突然死のリスクを高める要因になっているのかもしれません。
朝起きてすぐに水分補給をしても、飲んだ水が腸に達して吸収されるまで、30分くらいかかります。
また自律神経も、起床して副交感神経から交感神経に切り替わるのに30分くらいかかります。2つの理由から、起床して30分以内に歩き始めるのは絶対に避けなければなりません。
午前中や昼間に歩くのであれば、食後がよいでしょう。食後にウォーキングのような適度な運動をすると、食後血糖値の急上昇が防げるので、糖尿病の予防にもなります。夕方以外であれば、朝昼食後がおすすめです。
※本稿は、『すべての病気が防げる長生き歩き』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。
『すべての病気が防げる長生き歩き』(著:青柳幸利/エクスナレッジ)
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