松前藩に禄高はなかった
蠣崎氏は同氏の系図によると、父から子へ、「信広-光広-義広-季広」と続きました。
1593年(文禄2年)、蠣崎季広の子である蠣崎慶広の代に、豊臣秀吉より蝦夷地一円及び松前を安堵され、1599年(慶長4年)に蠣崎から松前に改姓した。
松平の「松」と前田の「前」を組み合わせた、という説を聞いたことがありますが、マユツバでしょうか。松前氏は1600年(慶長5年)、福山城を築城して本拠とし、1604年(慶長9年)に徳川家康から蝦夷地支配を認められました。
蝦夷地ではお米は取れませんでしたので、松前藩には○○○石、という禄高はありませんでした。
水産物や獣皮の交易、商人や漁師などからの徴税が主な藩の収入になっていました。松前家は当初は交代寄合(領地をもち、参勤交代をする上級の旗本)として扱われていましたが、1719年(享保4年)になって1万石格が与えられました。
このころから、蝦夷地は新しい収入を産み出す土地として期待されるようになりました。またロシアの船が来るようになり、国防の面からも注目をされるようになっていきます。
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