『GUYS AND DOLLS』

次の月組公演は『GUYS AND DOLLS』です。
私もかつて出演させていただいた大好きな作品です。
当時のトップスターは紫吹淳さん。
細くてスタイルがよく、スーツが似合うナイスガイでした。

私の役は、ハリー・ザ・ホース。
役が付き、がむしゃらに頑張っていた記憶があります。
初めて宝塚歌劇団の月刊誌『歌劇』の座談会に出させていただいたのもこの公演です。
ところが、緊張で何を話したらいいかわからなくて泣いたという黒歴史があります。
座談会で泣く人、なかなかいないと思います。
(詳しくは、第14回「下級生、霧矢大夢さんに刺激を受けた新人公演。自分は『歌劇』の座談会でうまく話せず涙して」
をご覧ください)

とにかく人前で話すことが苦手で、緊張するとうまく話せず、言葉より涙が先に出るタイプでした。
同期に私の印象を聞けば、全員が全員「よく泣いていた」と答えると思います。

当時の私に負けず劣らず、入団してきた時は、ほやーっとしていたちなつ。
今はかっこいいトップスターさんですが、音楽学校時代のちなつはどういう人だったのでしょう?
私の知らないちなつのことを、彼女をよく知る同期・ゆうきこと中原由貴さん(宝塚時代は、煌月爽矢)に聞いてみました。

同期から見た鳳月杏さんの魅力に迫ってみましょう。

煌月藝術文化有限公司という会社を設立し、台湾で活躍中のゆうき。その行動力には尊敬しかありません。