(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
日々の子育てで疲れを感じることはありませんか?感性アナリストの黒川伊保子さんは、最新の脳科学と自身の育児経験をもとに、「母親は、自分にできることと、したくないことを見極めて、自分らしい子育てをすればいい」と語ります。今回は、黒川さんの著書『子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ』から一部を抜粋し、紹介します。

働く母でいること

泣き叫ぶ幼い子どもを保育園に預けて働くお母さんたちも、安心してほしい。

朝、母親と離ればなれになって悲しい思いをし、夕方、母親に抱かれて至福の思いを手にする。その感情の落差が、確実に感性を育てる。

保育室の奥から、一直線に胸に跳びこんで来た、幼い息子。勢い余って、でんぐり返っちゃったことだってある。あの母を見つけた瞬間の輝くような喜びに、脳内効果がないわけがない。

子育てに専念できるのは幸せなことだけど、働くと決めたら、迷うことも、後ろめたいと思うこともない。