ウィキペディア先生に教えを乞うた

よくわからないので、とりあえず説明書きを読んでみた。

まず生存数。これは同じ年に生まれた人が10万人いたとして該当年齢から1年後まで生き延びると期待される人数を表しているのだそうだ。死亡数はその逆。それぞれの率は該当年齢時の生存数に対する確率で、100をかければパーセンテージになる。

と、いうことはですよ。どうやら、私と同い年の人たちはほぼ100パーセントに近い確率で生き残っているらしい。確かに、これまでのところ同い年の友人知人が奇禍以外で亡くなった例はほとんどない。

次は問題の「死力」だ。

資料によると「X歳における瞬間の死亡率を死力と呼び、μxで表す。」と定義されている。

うん、なるほど!

さっぱりわからん。

瞬間の死亡率ってなに? とりあえずまた辞書のお世話になることにしたわけだが、さしものデジタル大辞泉さんも「え? 死力? 死んでもいいという覚悟で出す力じゃないの? 他にもあるの?」って感じでまるっきり役に立たない。

そこで最後の手段、ウィキペディア先生に教えを乞うたところ、さすが先生はご存じだった。

「それはね、保険数理で用いられる用語で、X歳に達した人が次の瞬間に死亡する確率を統計的に表しているんですよ」

ははあ、ということは、「50歳になった瞬間ポックリ逝っちゃう確率」ってことでいいわけだ(たぶん)。そんな指数があったなんて、びっくりである。半世紀生きてきても、世の中知らないことだらけであることよ。