疲れたときに体を適度に動かす効果とは
また、疲れたときにあえて体を適度に動かすことにより、血流をよくして疲労物質の排出を促す「アクティブレスト(積極的休養)」という疲労回復法があり、厚生労働省がこれを推進しています。
どんなに疲れていても、痛みがあっても、体を動かせる状態なら、少しでも動かしたほうが、はるかにプラスに働くのです。
老い出し体操は、昔より体の自由が利かなくなった人でも、無理なく取り組めることを念頭に置いて開発しました。
「きつい」と感じるような動作はひとつもありません。
慢性的な痛みを抱えていても、筋肉痛があっても取り組みやすいですし、アクティブレストにも最適です。
あくまで「無理のない範囲で」という条件が前提になりますが、やらないよりもやったほうがいいことは間違いないので、その先にある《健康長寿》を見据えて、長く続けていきましょう。
※本稿は『人は背中から老いていく』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『人は背中から老いていく』(著:野尻英俊/アスコム)
人は「背中」から老いる──
見た目も、健康も、命さえも左右する「背中の丸まり」に、医学的アプローチで挑む一冊!「たかが背中の丸まり」と軽く考えていませんか?今と未来の自分のために、この本から「老いのはじまり」と向き合ってください。