無情の「没有(ないよ)」
ウキウキしながら向かった屋台ではいい感じに日焼けしたおじちゃんが、せっせと作業中。
「我要吃一個潤餅、原味的!(潤餅ひとつください、プレーンの)」
おじちゃんはちらっとこちらを見て、一言。
「没有(ないよ)」
ないよ?!
耳を疑いつつ拙い中国語で食い下がると、今日は皮が売り切れたからもう作れないよ、と(泣)。売り切れ早仕舞いや、予定外のお休みは台湾あるある。最初こそ翻弄されましたが、今やすっかり慣れました。
炎天下の路上で、GoogleマップでプランBを探します。
春水堂本店に行って、珍珠ナイ(女へんに乃)茶(チェンジューナイチャー)〔タピオカミルクティー〕と烏龍豆干 〔烏龍茶味の汁で煮しめた押し豆腐〕(P17)にする? いやでも春水堂は日本にもあるし……
そうだ、乃云と小鳳、知衣が牛肉麺のお店に行ってた!
Googleマップのメニューと店内写真をありったけの集中力で見ていきます。あ、ここかも! 鶏腿飯、葱爆牛肉〔長ネギと牛肉の炒め〕、乾煎虱目魚肚〔サバヒーの腹身の揚げ焼き〕、オー(虫へんに可)仔煎蛋〔牡蠣オムレツ〕、熱炒空心菜〔空心菜炒め〕、スープは牛肉清湯〔澄んだ牛肉スープ〕と紫菜蛋花湯〔かき卵と海苔のスープ〕、丁香花生〔小魚と落花生の炒め〕、涼拌小黄瓜 〔胡瓜の和え物〕、涼拌干絲〔千切り押し豆腐の和え物〕……全部メニューにある! 店内は……「白いテーブルと木の椅子」(P26)! よしここに行けば……あああ、昼休みに入っちゃってる!!
結局、暑さに耐えかね、一番近くにあった食堂にしおしおと入りました。クーラーがあれば、もはやなんでも良い気持ちに。乾麺とキンキンに冷えた檸檬緑茶は美味しかったけど、でも潤餅食べたかったなぁ。
せめて、在りし日に食べた潤餅のお写真だけ載せておきます。