梅宮アンナさん（右）と世継恭規さん（左）
「僕らはつきあってる時間がもったいないという感覚も一致してたんでしょうね」（世継さん）／「お互いのことを知るのは結婚してからでもいいのかな、と思わせてくれたところが、彼のすごいところ」（アンナさん）
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大きな病気をしたからこそわかり合える二人

世継　要は縁があった、ということでしょう。

アンナ　それもそうなんだけど。失敗も多かった私が、なぜこのタイミングで彼に出会えたのかと考えてみると、がんのおかげじゃないかと思いました。がんを宣告された途端に世界が一度白黒になり、まったく見え方が変わってしまった。死を意識したら、何が大切なのか、わかるようになったんです。

世継　僕も3年前に脳梗塞から脳出血を起こして、今も右腕の痺れと痛みが続いてます。やっぱり人生観が変わりましたね。それに、前のようには仕事ができないやるせなさとか、人にはあまり見せない感情も、アンナとは共有できる。彼女もいろいろなことがあったでしょう。その結果、人生に対して覚悟を決めているというのかな。そういう魅力を感じるんです。

アンナ　大きな病気をした二人だからこそ、わかり合えたことがたくさんあると思います。

世継　｢出会って10日で結婚？｣とみんな驚くけど、僕らはつきあってる時間がもったいないという感覚も一致してたんでしょうね。